マレーシア国内で運転する場合、マレーシア国内の運転免許証か国際免許証を持ってないと運転することはできません。
マレーシアで自動車の運転免許証を取得するには、外国から(日本で取得した免許)を切り替える「外免切替」か、現地の人たちと同じように教習所に通い運転免許証を取得する方法があります。外免切替の場合、書類の提出だけでマレーシアの免許が交付されるので便利だったのですが、2018年9月から2020年12月まで外交官とMM2Hビザ所有者を除く外国人にこの方法による交付手続きが突然の停止されました。
ですが、2020年12月末に動きがあり、外免切替が可能となりました。
ここでは「外免切替」の手順についてお話したいと思います。
マレーシアの国内免許証に切り替える「外免切替」該当者は
- 雇用パスのカテゴリー1及び2(EP1及びEP2)
- 居住者パス-技能(RP-T)及びそれらパス(注:EP1、EP2、RP-T)
- 保有者の配偶者で有効な配偶者パス(Dependent Pass)
- MM2H、移住ビザ
の人たちです。
マレーシアの国内免許証へ切替準備
マレーシアで国内免許証の交付を行ってる機関は運輸省(Kementerian Pengangkutan/Ministry of Transpor)の交通局(Jabatan Pengangkutan Jalan/Road Transport Department of Malaysia)です。一般的にJPJと呼ばれていています。
日本の免許証をマレーシアの国内免許証に切り替え手続きに関して必要な書類は持っているビザによってかわります。
駐在員(雇用パスEP1,EP2)、RP(レジデンスパス)、MM2Hの必要書類
- 運転免許申請書(JPJL1)
- 適用免除申請書
- パスポートの原本と写真のページ、ビザのページのコピー
- 期限が3カ月以上有効な日本の運転免許証の原本とコピー(裏表)
- 日本の運転免許証の翻訳証明書(日本大使館が交付したもの)
- 雇用主からの在籍証明書または確認レター(海外駐在員の場合)
- レジデンスパスの場合、Talentcorpレター もしくは MM2Hの場合、マレーシア入国管理局からの承認書(原本とコピー)
- 写真(縦3.3cm×2.5cm)1枚 ※背景が白のもの
駐在員の配偶者パスの必要書類
- 運転免許申請書(JPJL1)
- 適用免除申請書
- パスポートの原本と写真のページ、ビザのページのコピー
- 期限が3カ月以上有効な日本の運転免許証の原本とコピー(裏表)
- 日本の運転免許証の翻訳証明書(日本大使館が交付したもの)
- 結婚証明書(原本とコピー)
- 配偶者のパスポートのコピー
- マレーシア入国管理局からの承認書(原本とコピー)
- 写真(縦3.3cm×2.5cm)1枚 ※背景が白のもの
ここでいくつかの注意点があります。
まず、運転免許証の翻訳証明書、結婚証明書は日本大使館で手に入りますが証明書発行には時間がかかります。
翻訳証明書の取り方ですが大使館に行く必要がりますが、コロナ渦のなか窓口利用する際には来館予約をする必要があります。大使館の予約方法ですが、
1.メール等で予約をいれます。※予約可能時間:午前9時から午後12時、午後2時から午後4時
2.受付できる業務内容は日本の免許証の翻訳証明書、結婚証明書も必要な場合はそれも書きましょう。(1度の来館ですべて用事を済ませるほうがいいです)ただし、結婚証明書の発行の場合3カ月以内に発行された戸籍謄本が必要になります。
【メールで申し込む場合の伝えるべき必要な情報は】
●訪問される方の氏名(フルネーム・ローマ字)[Gaimu Hanako]
●携帯電話番号 [013-***-****]
●ご用件 [婚姻証明書や免許証の翻訳証明書の発給申請など]
●訪問希望日時(第三希望まで)[○月○日午前・午後]
在マレーシア日本国大使館代表電話: 03-2177-2600
領事業務全般(査証以外のメールアドレス): ryo@kl.mofa.go.jp
3.予約完了のお知らせメールを待ちます。お急ぎの場合には電話(03-2177-2600)でご連絡してみてください。
4.予約日当日に大使館に行き証明書の申請を行います。その場で次回の予約日(証明書発行日)を伝えられますのでその日時に合わせ証明書を取りに行って完了です。詳しくは大使館のホームページを確認してみてくださいね。リンクを張っておきます。
各種証明書発行 | 在マレーシア日本国大使館 (emb-japan.go.jp)
在マレーシア日本大使館へ車で行くならオススメの駐車場
予約がとれて大使館に行くことになって困るのが駐車場じゃないですか?日本大使館には駐車場がなく片側一車線の道路なので路駐もできません。また、曲がり角すぐに日本大使館なので停車も大変なんです。私はJalan Tun Razakから行く場合が多いのですがその場合、在マレーシア日本国大使館のPersiaran Stonorを左折して大使館を通り過ぎて1分ほど走ったらLorong Stonorという道にがありますのでそこを右折。左側にSuria Stonorという高級コンドがありますのでさらに直進して突き当りが駐車場です。
Jalan Stonorから来た場合はPersiaran Stonorに入ると、すぐに左側にベトナム大使館があります。ベトナム大使館を通り越して、すぐのあたりにLorong Stonorという道が左側にあり、そこを左折。すると、左側にSuria Stonorという高級コンドミニアムがあります。そこをさらにそのまま直進して行き止まりに巨大な平面駐車場「Parking Rite」があります。
ここからだと徒歩5分ほどで大使館につきますので便利です。いつもここを利用しています。
切替申請時はこちらのマレーシアの国内免許証切替チェックリストの該当部分に記載されている書類を準備する必要があります。
申請書類が整ったらいよいよJPJに行く予約を取ります
JPJに予約する方法
日本人を含む外国人はマレーシア国内運転免許証への切替はJPJ窓口でのみ手続きが可能で、マレーシア国内の道路交通局(JPJ)のうち、現時点でクアラルンプール1カ所(住所:Lot 14264, Jalan Genting Kelang, Setapak, 53300 Kuala Lumpur)及びセランゴール1カ所(住所:Padang Jawa, 40620 Shah Alam, Selangor)の2つで切り替え可能です。
2021年9月6日よりJPJの窓口が100%運用するようになり予約は必要なくなりましたが、ワクチン2回接種を完了し、MySejahteraでローリスクとなっていることが必要です。
また、2021年9月3日及び6日、マレーシア運輸省は、マレーシア国内運転免許証の更新について特例を延長する旨を発表しています。
・2021年9月6日~12月31日に有効期限切れとなったマレーシア国内運転免許証の更新について、2021年12月31日まで猶予期間を設定いたします。
・運転する際には、車両が有効な保険に入っており、保険証明書のコピーを求められた際に提示できるよう携行する必要があります。
また、そのほかに、2020年3月18日以降に有効期限が切れた国際運転免許証を保有する人については、有効な保険があり、保険証明書のコピーを携帯すれば、引き続き自動車の運転が可能となっています。
ただし、MCO(RMCO含む)期間終了後30日以内に有効な免許を取得しなければならないのは変わりません。